こんにちは、けんいちです!
筆者のブログサーバーで利用している「ConoHa Wing」が2022年4月5日(火)より、SSLサーバー証明書「アルファSSL」の提供を開始しました!
リリース内容だけ見ると、無料でセキュリティ向上が図れるサービスに見えます。

ところで「アルファSSL」って何?

筆者もちょっと分からなかったので、調べてみました!
ということで、今回は「アルファSSL」について解説していきます。
この記事は、以下の質問に回答する内容になっております。
- そもそも「SSL」や「アルファSSL」って何?
- 「アルファSSL」は設定した方がイイの?

ぜひ、最後まで読んでください^ ^
「アルファSSL」について
「SSL」とは
「アルファSSL」の前に「SSL」の説明をします。
総務省のサイトでは、次のように説明されています。
SSL(Secure Socket Layer)とは、インターネット上でデータを暗号化して送受信する仕組みのひとつです。
(参考:SSLの仕組み|情報セキュリティ関連の技術|基礎知識|国民のための情報セキュリティサイト)
ブログや通販サイトを含むWEBサービスでは、「ID/パスワード」や「クレジットカード情報」といった機密情報を狙う人や集団がいます。
そのようなデータを守る仕組みが「SSL」で、暗号化されたデータは盗まれても読めないので、悪用される危険が減ります!
この「暗号化」と言われる技術ですが、必ずデータが盗まれないわけではありません。
「暗号化」されたデータが解読される可能性もあります!(ちなみに、暗号化の手段はバレても、データを元に戻すことは基本できません。)
そこでカギとなるのが、「暗号の複雑さ」です!
- 暗号が複雑だと
- メリット:解読されにくい(セキュリティが高い)
- デメリット:暗号を元に戻す処理が複雑になる(待ち時間が長い)
- 暗号が簡単だと
- メリット:暗号を元に戻す処理が簡単になる(待ち時間が短い)
- デメリット:解読されやすい(セキュリティが低い)
最近の端末はスペックが良いので、「待ち時間が長い」と感じることはほとんど無いです!
また、無料SSLも有料SSLも暗号化の強度(セキュリティの高さ)に、大きな変化は無いらしいです。

上記のことを踏まえて、「アルファSSL」について解説します!
「アルファSSL」とは
(出典:アルファSSL|レンタルサーバーならConoHa WING)
ConoHa Wingの専用サイトでは、次の説明があります。
アルファSSLは、SSL国内シェアNo.1のGMOグローバルサイン社(※1)が提供する信頼性の高い人気のSSLサーバー証明書です。最大256bitの通信を実現し、どなたでもご安心してご利用いただけます。
(参考:アルファSSL|レンタルサーバーならConoHa WING)
ConoHa Wingユーザーの多くは、「無料独自SSL」と呼ばれている「Let’s Encrypt」と利用しており、主な違いは以下の通りになります。(ConoHa Wing利用時)
Let’s Encrypt | アルファSSL | |
料金 | 無料 | 無料 (ConoHa Wing以外は有料) |
認証方式 | ドメイン認証 | ドメイン認証 |
発行速度 | 即日 | 即日 |
有効期限 | 3ヶ月 | 1年 |
自動更新 | ○ | ○ |

表だけ見ると、あんまり変わっていないように感じるけど?

否定はできないけど、本質はそこじゃ無いよ!
次で章で、もう少し解説するね^ ^
「アルファSSL」は設定した方がイイのか?
筆者は消極的なYES
無料独自SSL「Let’s Encrypt」について次の説明があります。(2つ紹介)
(1つ目)
Let’s Encryptなどの無料SSL証明書の普及により、現在ではSSL証明書の取得コストが著しく低下し、多くのフィッシングサイトがSSL化するようになりました。
(参考:詐欺サイトもSSL化が当たり前?!フィッシング詐欺被害を回避する4つの対策とは? | さくらのSSL)
(2つ目)
詐欺サイトの96%は無料SSL(Let’s Encrypt, Comodo)を利用しているという背景から、認証局を持つGMOグローバルサインのグループ企業として、フィッシング対策を行っているアルファSSLを提供しております。
(参考:SSL|レンタルサーバーはGMOクラウドのiCLUSTA+)
この通り、無料SSLはフィッシングの温床となっていることが分かります。
消極的な理由になりますが、「Let’s Encrypt」などの無料SSLを使わないということが、サイトの信頼性の上昇につながる可能性が高いです。
SEO的にはどう?

じゃあ「アルファSSL」使ったら、SEO的にも良いのかな?

筆者にも分からないです…
「プラス材料になれば良いな」と思う程度で考えてほしいですm(_ _)m
というのも、ConoHa Wingの専用サイトにこのような内容がありました。
(出典:アルファSSL|レンタルサーバーならConoHa WING)
「常時SSLが、SEOの指標の1つになるよ!」という内容ですが、無料独自SSLで対応できていますよね…(常に「https〜」なら常時SSLです。)
そのため、大きく変わらない気がする…というのが筆者の考えです。
答えは「神(Google)のみぞ知る」ですね(苦笑)
ただ、「アルファSSL」の提供会社が掲載している文言から、質の高いサービス提供を目指している企業であることが伝わります。
厳格な審査による証明書の発行を通して、不正発行を防ぐことが弊社の責務であり、証明書をご利用いただくお客さまへの付加価値であると考えております。
(参考:SSL|レンタルサーバーはGMOクラウドのiCLUSTA+)
超個人的な主観ですが、期待せずにはいられないです!(苦笑)
まとめ
今回は「アルファSSL」について解説していきました。
「アルファSSL」について
- 「SSL」とは:個人情報などデータを守る仕組み!
- 「アルファSSL」とは:信頼性の高い人気のSSLサーバー証明書!
「アルファSSL」は設定した方がイイのか?

消極的だけどYES!
- 「Let’s Encrypt」などの無料SSLを使わないということが、サイトの信頼性の上昇につながる可能性が高い!
- SEO的には「プラス材料になれば良いな」と思う程度…
消極的YESでしたが、通常価格(税込)年6,600円のモノを、ConoHa Wingに契約しているだけで無料利用できるので、使わない手はないですね!
設定方法については、福パンダさんの記事をご参考ください!
また、このようなサービスが発表された際に、何も理解していない状態で利用するのは非常に危ないです。
IT技術を詳細に把握する必要はありませんが、概要レベルで知るために「ITパスポート」や「基本情報技術者試験」といった資格を取得することをオススメします。

「ITパスポート」については、勉強教材を紹介している記事がありますので、コチラも参考にしてください!
以上、けんいちでした!
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